メニュー

内分泌疾患

当院の院長は、内分泌代謝疾患の診療のエキスパートである
日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医・指導医です

① 甲状腺疾患

甲状腺はのど仏の下にある“蝶々が羽を広げた形”の大きさ4~5cmほどの臓器です。ここで作られる甲状腺ホルモンは、代謝を活発にしたり、成長を促進する働きがあります。甲状腺ホルモンは、多すぎたり少なすぎたりしないように、下垂体より分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって調節されています。
そのバランスが崩れ、甲状腺ホルモンが過剰になると、汗が出やすかったり、体重が減ったり、手が震えたりする症状が現れる「甲状腺機能亢進症」になります。原因は様々ですが、代表的な疾患が「バセドウ病」です。
逆に、甲状腺ホルモンが不足すると、疲れやすくなったり、寒がりになったり、気分が落ち込むなど、様々な症状が出る「甲状腺機能低下症」になります。こちらも原因は様々ですが、代表的な疾患が「橋本病」です。

バセドウ病

免疫異常で生じた自己抗体により甲状腺が刺激され、甲状腺ホルモンが過剰に分泌して起こる自己免疫疾患です。症状としては、甲状腺が腫れたり、脈が速くなったり乱れたり(心房細動という不整脈を含む)、手の震え、多汗、体重減少などがあります。
治療には、内服加療(飲み薬)、アイソトープ治療、手術療法がありますが、まずは内服加療で治療を開始することが多く、その後、病状、年齢、治療経過などよっては他の治療も検討します。

橋本病

甲状腺に慢性的な炎症が起きている病気であり、慢性甲状腺炎とも呼ばれます。バセドウ病と同様に甲状腺を攻撃する自己抗体による免疫異常が関与しますが、バセドウ病とは逆に甲状腺ホルモンが減ってしまう疾患です。橋本病は女性の割合が多く、男女比は約1対20~30程度と言われています。症状は、甲状腺のはれ、むくみ、皮膚の乾燥、脈が遅くなる、体重増加などです。
治療では、不足した甲状腺ホルモンを内服して補充します。

② 他の内分泌疾患

  • 下垂体疾患: 先端巨大症、成人成長ホルモン分泌不全症、プロラクチノーマなど
  • 副甲状腺疾患: 副甲状腺機能亢進症、低下症
  • 副腎疾患: 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、低下症(アジソン病)、原発性アルドステロン症など

についても、専門科のある近隣の大学病院や市中基幹病院と連携しながら診療致します。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME